【Attention!!】
本記事はリストの紹介を目的としており、本デッキについて特別、起源主張などをする意図はありません。
あくまで「遊べる山の紹介」と思って読んでください。
ご挨拶
初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。シァリンです。
普段はフレーバー強めのデッキをめざしてああでもないこうでもないといじり回しています。
今回は2025年3月に発売された、「にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い」のデッキから、葛葉さんの切札として用意された《血貴き侵略 ブラッドゾーン》のデッキをご紹介させていただきます。
「にじデュエマ」のデッキについては4ヶ月書く書く詐欺していました。
すみません……いや、忙しかったんです……。正直今も忙しいけど、個人的に一番筆が乗っているので今書かせていただきます。
それでは、お付き合いよろしくお願いします。
デッキリスト
詳しい構築経緯やカード紹介の前に、先にリストを載せておきます。
コンセプト解説
先にデッキ構築前の「葛葉さんに用意された戦略に対する考察」として、先に公開していたnoteを貼っておきます。
で、発売後に実際に10×4のデッキリストでちょっと動かしてみたんですよ。
結論から言うと、マジで今まで存在しなかったデッキタイプなので、全然まとまらん。
致命的なのが、《邪王門》で出して有効なのがせいぜい《アーテル》だけというところ。
早い話が、バリュー低すぎて《邪王門》撃ちたくないんですよ別に。《邪王門》がコンセプトのはずなのに。
デッキ構造的には本来「さっさとぶん殴って相手の盾を0にしながら《邪王門》を構えて詰ませる」みたいなコンセプトだったんだろうなー、と思うんですけど、その《邪王門》の出力が低い&そもそもそのルート取るには遅いって言うのがかなりネック。
あとはもう一つの問題点として、2コストの動きが《轟血鬼 ザ・ナイト》くらいしかないのも難しい。
というか、リードデザイナーのデッドマン氏は「難易度低めにツインパクトを少なくした」って言ってたけど、現代ではむしろツインパクトないとお話にならないからもっとわんさか作っておくれ……と思いました。普通に3キル4キルしてくる今の時代、ファンデッキを組むには40枚は狭すぎる。
で、どうしたもんかなーと考えながら改造して、まず作ったのがこちらのリストです。
《ザ・ナイト》がそもそも《レッドゾーン》の侵略元になれないので、そこをまず《S級不死 デッドゾーン》に変更しました。同様の理由で《復讐 ブラックサイコ》も採用。



また、この段階では主に《邪王門》の出力先兼相手の初動潰しとして《シェケダン・ドメ・ゲルス / ドメスティック・アイ》も採用していました。

ただ、この構築でもまだ納得ずくではありませんでした。
相変わらず《邪王門》の蘇生先は弱いし、別に最速《デッドゾーン》とかしてもぶっちゃけあんま強くなかったんですよね、実際に動かしてた感じ。
《バサラ》だけはちょっと気に入ってましたが。

あとは結局《ザ・ナイト》がそんなに強くない。何が悪いかというと、攻撃制限の条件が重すぎるんですね。大体《デッドエンド》ちゃんでよくなっちゃうんですよ。

じゃあ《ザ・バット》を採用できるかというと、アイツはアイツで「2ターン目に《ザ・ナイト》を出している」以外の状況では弱すぎる。

要はこの2枚って明確にセットなんですけど、それで出力される結果があまり強くないんですよね。まあコモンとアンコモンだから仕方がないっちゃ仕方がない。
で、どうにかなんないかなーと考えながら数ヶ月過ごしていたら、いつの間にか新弾が出て、さらにもう一個新弾が出て……と時ばかりが経っていたわけです。
しかし、その最新弾で密かに(?)神のカードが爆誕していました。

彼の名は《喜像エル》。コイツがもうありえんくらい強いんですね。
まずスピードアタッカー持ちのコマンド。じゃあ下バイやないか!
なんと言っても、特筆すべきは超魂X能力。
超魂Xは簡単に言うと進化元になっている時にも使える能力なんですけど、別に進化していなくても使えます。
で、この《エル》の場合は「下にあるカードを1枚墓地に送ることで、相手のシールドを1枚墓地に送れる」という能力を持っています。
……あんだって?
ここでまだ慣れてない方向けにデュエル・マスターズのルール解説をするんですが、「このクリーチャー」というのは進化した場合、その進化先のことを指します。
言葉で言うと伝わりづらいので、まずは《エル》が攻撃するときに、その上に《轟く侵略 レッドゾーン》を侵略させたと思ってください。

《エル》が攻撃しているので当然《エル》の超魂X能力が使えるんですが、この時墓地に送るカードは《エル》の下にあるカードではなく《レッドゾーン》の下にあるカードで良い(=つまり《エル》自身を墓地に送っていい)ということです。

……《熱き侵略 レッドゾーンZ》さんですか?

しかもこれ、例えば《レッドゾーン》の上にさらに《ブラッドゾーン》を同時侵略させた場合は、《レッドゾーン》を墓地に送っても使えるんですよ。「このクリーチャー」は今《ブラッドゾーン》になってるので。

ツインパクトなんかよりこういうテクい裁定知識の活用が必要な侵略の方がよっぽど難易度高いと思うんですけどね。
さておき、その驚異のスペックを持つ《エル》の登場により、全バイクデッキが破格の強化を受けることとなりました。
しかし、このデッキにおける《エル》は攻撃だけではありません。なんと防御までこなします。
どういうことかと言うと、コイツなんでか分からないけど出た時にクリーチャーを墓地から回収することができるんですよ。
この効果、たぶん自分が攻める側で使うときにはあんま使わないんですけど、防衛に回るときに滅茶苦茶輝くんですよ。
例えば《邪王門》で《エル》と同時に《一王二命三眼槍》が捲れて、墓地に行ったとしましょう。

コイツは自分が負ける時に手札から山札の下に置くことで敗北を回避できるという能力を持っていますが、《邪王門》から《エル》を出してコイツを回収すると、この敗北回避効果が使えるんですよね。
そもそも非進化クリーチャーのパワーが低くなりがちなバイクデッキと《邪王門》はあんま相性良くなかったんですけど、これにより光明が差してきました。
しかも《エル》は4コストだから《アーテル・ゴルギーニ》で拾えてしまうおまけ付き。

《アーテル》は《一王二命三眼槍》の効果でも出てくるコスト帯ですし、そもそも現代闇文明最強クリーチャーの一角なので、コイツの使い道を広げられるという点も《エル》の凄いところです。
と、そんな凄すぎる《エル》ちゃんなら、なるべく早期着地させたいじゃないですか。


そういえば一弾前に《Re:奪取》メガマックスみたいな奴らが出てた~~~!
というわけで、初動にコイツらをぶち込んで完成したのがこのデッキです。

動き方はもうシンプル。2ターン目に《奇跡妖精》貼れたら3ターン目に《エル》出してぶん殴りながら侵略&盾焼却が理想の動きです。
それができなくても《ザ・トリッパー》で小癪な1点とか、中長期戦なら相手のクリーチャーを《エル》で殴るときに《ブラッドゾーン》に侵略してリソースゲーム仕掛けながら盾焼いたりとか、まあ割と臨機応変に対応はできそうですね。逆に言えば中級者向けかも?
不安な点はパーツ収集力が低いところ。
やっぱ《刹那の絆》は重いので、1~2で必要パーツ探せるカードは欲しいところです。なんだろう、《ブラッディ・クロス》とか?

一応自然文明にはそういうカード結構あるので、混ぜられたら……イヤでもそれ別デッキになりそうだな……。
採用候補
ここからは、採用候補になり得るカードです。
《Re:奪取 ブラッドレイン》

《奇跡妖精》2種の嵩増しです。こっちは「1体目」のコストしか下げれないので注意。入れるなら2枚くらい。《刹那の絆》から枠を貰うかなぁ?
《熱き侵略 レッドゾーンZ》

《エル》で2枚焼却したり、そもそも《エル》じゃなくても焼却したりできる。殿堂入りなので1枚しか採用できません。《デッドゾーン》から1枚枠を貰うくらいが適性ですかね。
《轟速 ザ・Re:ッド》

ずはさんのカードからはコイツが採用候補。
理由はもうシンプルに多色枚数がキツいので単色を増やしたいからです。
交換先は《ザ・ヴァンプ》2枚ほどでしょうか。GSもあるぜ!
《覇王ノワールモナーク》

「くろのわーるが」「なんかやる」
おわりに
以上で今回のリスト……というか、構築思想の紹介を終わります。
書く書く詐欺してすみません。にじデュエマのデッキは10種類一応全部組んでるので、まあ今後も時間&衝動があり次第書かせていただくという方針で何卒……。
質問や「こんなカードはどう?」みたいな話は全然ここやTwitterに投げていただいて大丈夫だと、ブラッドゾーンが言っている。
以上、お付き合いいただき、ありがとうございました。
※noteにも同じ記事アップしています。
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